萩藩の教育や人材育成の中枢を担った「萩藩校明倫館」の跡地に建つ旧明倫小学校木造校舎。昭和10年に建築され、本館は国の登録有形文化財に登録されている。その建物を「萩・明倫学舎」として改修。観光インフォメーションセンターやレストランや萩の特産品を取りそろえたショップ、世界遺産ビジターセンターや幕末の貴重な史料を紹介する幕末ミュージアムなどがあり、萩の観光起点となる施設。
萩開府400年の記念日である平成16年11月11日に開館しました。建物や外観は、敷地が旧萩城三の丸にあたる堀内伝統的建造物群保存地区内にあることから、かつてこの地区内にあった規模の大きい武家屋敷の特徴にならっています。
萩の歴史・文化発信拠点として、吉田松陰、高杉晋作をはじめ幕末維新関連の実物資料を展示するほか、萩の文化、自然を模型映像を駆使して紹介しています。館内には、萩の素材を使った料理が食べられるレストランやお土産ショップもあります。
萩博物館レストランは、お客様に萩のおいしさを堪能していただけるよう、地産地消をモットーに、萩近郊のお魚やお肉を使ったオリジナルのメニューをご用意しております。写真の「長州萩三旬丼」は、明治維新150年を記念して県内各地で展開されている「長州こだわりグルメ」のひとつ。長州ならではの食として、ぜひお楽しみください。
日頃の萩観光では見ることができない自然や歴史的景観を、水の上から楽しんでみませんか。平成27年7月に世界文化遺産に登録された萩城下町や堀内重要伝統的建造物群保存地区、平安古松原を横目に白壁が続く平安古重要伝統的建造物群保存地区の旧田中別邸などを眺めることができます。桜の開花時期には、特別に「桜鑑賞コース」を運行。ルートを延長して、橋本川土手の美しい桜並木をご覧になれます。
萩(長州)藩の兵学者、吉田松陰が主宰した私塾です。松陰は、1854年、25歳のとき、伊豆下田でアメリカ艦船に乗り込み海外渡航を試みましたが失敗しました。投獄され、のちに実家の杉家(国史跡吉田松陰幽因ノ旧宅)に謹慎となりました。1856年から門人への指導を開始し、1857年には現存する塾舎に移ります。塾生からは高杉晋作や、のちに「長州ファイブ」と呼ばれたうちの1人である伊藤博文をはじめ、日本の近代化、工業化の過程で重要な役割を担った多くの逸材がここで学びました。
萩市と防府市を結ぶ国道262号線沿いにある三位tの駅。近くには国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された「佐々並市(ささなみいち)」があり、江戸時代には、街道「萩往還」の対bの宿場としてにぎわった場所です。